「なぜこんなに生きにくいのか」 著者 南 直哉
先日、CATVを見ていて、評論家の宮崎氏と対談していたのが、南氏である。
現代を生きる難しさを生きる理由の探求を含めて対談していた。
興味を持ち、翌日、書店で購入して読んでいる。
生きることを肯定するために、死を意識し死後の輪廻や世界を肯定も否定もせず、ただ生きることに意味を見つけようとする。
そもそも、意味論自体の懐疑も含めて、現実に即して考える姿勢に感銘を受けました。
浅はかな、自己啓発本よりも著者の血肉化された知恵による発言は意味深く人間の考察をしている。
憂鬱な時代の無理の無いメッセージは決して陽気な応援でなく、悲観論に満ちた言葉でもない。
今年の収穫の1冊であった。