8.17.2011

新しい日本の構築の為に考えること

日本に蔓延するある種の退廃感、虚無感、不透明感は飽きるほどメディアでも言いつくされた空気である。

暖衣飽食の豊かな国、日本。そして、豊かさの一面とパラレルワ-ルドとして、新しい種類の貧困、経済に名を借りた希望格差による自殺、絶望に似た政治不信から来る無力感を抱えて生きる多くの人々。

これらは作られたニヒリズムなのか?
薄い空気の中で窒息寸前で衣食足りた生活を営むアンバランスの中で情緒不安定になる方が大方の普通の精神かもしれないと感じてしまう。

絶望に、失望に文字数を割いても甚大な疲労感だけが色濃く残る。

面白さに欠けている。そう。面白さが無い事が、興奮が無い事が、脳内ドーパミンが炸裂しない事が希望欠乏症となり、健全な精神を蝕む。

地球上に存在する先進国は既に物理的繁栄を終了し、精神、知識、情報への価値化へ邁進する流れである。

日本においては憲法改正か?ナショナルゴールの作成か?思想、哲学の構築か?

然し、精神的な充足は個々の課題であり、国家で論じる問題にはそぐわない事が多い。
国家レベルでの論調ならば、歴史観、愛国、自国に対する尊厳、先祖崇拝、郷土愛などが範疇である。

それらの知識教養に対する獲得と思考整理も個々の自身の脳内で行われる事であり、行政側では教育での介入しか有効でない。

教育は学習年齢対象に対してであり、大人への啓蒙はマスメディアでのアナウンスメントによる告知が有効である。

アメリカとの戦争による、日本の敗戦後、マッカーサーやGHQによる教育勅語の廃止、検閲、WGIPの推進で日本人奴隷化計画が見事に経済的奴隷、親米的無意識的奴隷と化した。

戦前の誇り高き日本人は皆無となり、無口無言がバランスのとれた日本人として教育や報道で大量生産された。

此処までは、既知の事実であり少しの異論があるとは思うが大きく敗戦後のコモンセンスとして認知されるところであろう。

然し、いつまでアメリカのせいにしていいのか?
アメリカの安保、貿易関係、協力でここまで経済大国になれた事実も現実である。

冒頭の日本の暗陰たる空気感、無力感に問題を戻す。
突破口は元気な日本人の量産しかない。
元気な日本人はどうして増えるか?

自律、自立しかない。
いきなりの安保反対、軍備拡張、主権回復の民族主義の論調で右傾化して極論を垂れる気はない。

ただ、現状の民主党政権は戦後最悪の極左政権であり、フジテレビを始めとするTVメディア、新聞メディアも韓国利権、パチンコマネー、在日特権の拡張、メディア人の帰化人の増加、株式取得、人工的扇動的韓流ブ-ムの捏造、通名報道、人権侵害救済法案、民主党の外国人献金問題、竹島、尖閣諸島、北方領土、拉致問題などの偏向報道により左巻きが強い。

少しの右傾化ではバランスが悪い。極端に左に傾いた日本の実像がある。


個々の問題は大きくは中韓ロ米などの国の綱引きであり、肝心な日本の国家観、日本国益、日本人の身体、財産、生命、人権、国家機密保護が欠落している。

否、欠落というより存在しない、視点をずらされている、隠されている、誤魔化されている、洗脳されているという表現が事実に近い。

日本人の自律、自立はまともな世論形成と腐敗したメディアの批判、政治家叩き、政府批判を繰り返しすることで鍛えられる。

全うな知性による強力な世論が腐敗した利権権力者は恐怖でおののく。

もうそろそろ、明るい日本にシフトチェンジしたい。暗いのは飽きた。
暗いとは無知、無言、無力という意味である。

普通の国としての日本。軍事、防衛、主権回復、自国の利益。

日本人の清廉で誇り高き精神構造の歴史を復活と躍進を心底信じて、この腐敗した日本の暗部と闘う事を誓います。