7.31.2009

小さな清流にて


見落としそうな小さな川の静かなせせらぎに癒される。
名も無く、休む事も無く、無言のうちに流れてゆく。
そこにはまるで感情は無くとも悟りがあるかのようで無表情に我を諭す。
俺は川面を見つめ幾つもの感情が蠢き暴れ出す。
傍観者であるはずの川が主観を持ち無言であるが故に雄弁に幾つのも深遠な真理を表現する。
数分は経過しただろうか。
無表情に流れゆく川は何も無かった様にまた静かに流れはじめた。

One Step Closer

boots on the street.
one strep closer.
dry picture.

7.29.2009

Blue.

7.28.2009

empty ? vain?

衆議院選挙を前にこれから政治家たちには暑い夏が始る。
虚無に満ちた言葉の公約に毎度騙される国民、嘘の上塗りに包装紙を付ける馬鹿垂れTVジャーナリズム。
機械的で無機質で核心9割水で割った様な質問でマイクを向ける記者たち。
建前の辻褄が合わなくて空を見つめながら的外れな言葉を並べる政治家たち。
そのTV報道を横目で見て飼い慣らされてゆくことに反抗する言葉すら失う人々。

選挙のたびにのしだけ変えて同じ中身で繰り返される。
しかし今回の麻生はメモリアルなそしてシンボリックな解散である。
吉田茂は意気盛んにバカヤローと言って解散。
麻生太郎はバカヤローと叫ぶパワーも無くジリ貧で解散。
ほんとに今回の解散が現代日本史の歴史の中で後から考えて節目になると思う。

今回こそ戦後の自民党支配の機能不全を象徴し、終焉と混沌の始まりになるはずである。
直に民主党というわけでなく、カオス状態が政治、経済、社会、に充満する。
日本の自殺者が2009年の前半で17000人を突破するなんて異常社会である。
しかし、これからが本当の危険水域の突入である。
これから世界規模でのCDSの処理による経済のスライドダウンそして、バ-ストダウンが始る。
2012年前半には金満強欲略奪資本主義は雲散霧消し、統制でなく規制のみでなく、バランスや合理性を伴う経済ルールの構築の機運が高まる。
それまでは往生際悪く、ツギハギ経済、詐術経済が化粧をして誤魔化しながら走り続ける。
それを経済の再生とTVがラッパを鳴らす。

日本は四方を海に囲まれた海洋国である。
地理的防衛性の高い事が治安的安定を保持してきた。
しかしながら、経済はチェーンのようなグローバリズムで繋がれている。
特に日本のような貿易加工立国、外需依存立国であるならばなお更である。
ある種、適度のヒステリックな悲観主義は日本の武器であり現実対処に有効な場面がある。
本当の危機は危機感の無い漫然としたこの飽食と拝金主義と中途半端な時だけ市場原理と競争原理を使う閉塞的な社会の中で危機感が無いことだ。
窒息した大衆主義というか、コンクリ-ト詰の人間不在のリラクゼーションショップというか、カラフルな灰色を見せてくれる政治家に殺意を通り越えて、無視したくなる。
無視は奴らは勝利になるし、無関心は民主主義の大敵なのでしんどいが気にかけようとと思うが。

今の日本は空っぽなのか?究極の虚無なのか?
マテリアルな情報やプライスカードが釣り下がった欲しくないものが街に溢れている時代。
今は金より地位より、人生哲学が必要な時代だ。
考えることは激しく凄まじい。
そして覚悟が必要だ。
生き様が重要だ。
自分が自分である為に。
精神が消耗する。疲弊する。炸裂する。
感性を研ぐと色の無い不可視の鮮血の流れ落ちる。
そこに俺は苛立ちと激情と再生と誇りを纏いながら歩を進める。
似たような感情を抱えて生きている奴がいる。
臭いを感じる。
風向きを読む。
流れを見つめる。
足元の過ちを断ち切り睨みつける。
一人苦笑いを浮かべる。

また、TVの向こうで大衆の市民権を得たような異常者がラウドに綺麗に矛盾を語る。

終わらないエンディング。
真っ黒な二大政党のウェディング。
視界不良のクリアガラス越しのエコノミー。
包囲に生きるメッセージの無い医療、教育、宗教、行政。

エンドロールはまだまだ続くのか?
旧態依然たる日本型社会の終わりの予感と深い混沌の始まりを予感しながら・・・

7.23.2009

Time flies like an arrow.

7月がもうすぐ終わろうとしている。
時間が経つのは早いと実感しているが本当に早い。
毎日追われる様に過ぎてゆく。

自分の印象の中での話だが7月は明るい月のような気がする。
初夏の爽やかな空気感に街の街路樹もしっかりとした緑で太陽の光を反射させている。
都市熱溢れる街はエネルギーに変換され、意思的な表情を浮かべている。
アスファルトに転がる蝉の死骸さえ、9月の生命の終わりを感じさせる弱々しさは無い。
特にこれからいいことがある訳でもないのに、向上感を感じるのがこの季節だ。
ピークインするスピード感がある。

そんな7月も実感することなく、仕事漬けで終わるのだが・・・・・

熱いのは自分の体質的に大丈夫だ。寧ろ、寒いよりましである。
熱い夏の絶頂の手前にいるこの季節が一年でもとても好きな季節である。

7.22.2009

shopping hopping

今日という休日を買い物をして半日を過ごした。
本屋を3件廻って、単行本53冊とCD1枚を買った。
そしてスーツも買い、スーツに合うキャメルカラーの皮靴を一足、サテン生地の光沢のある紫のネクタイを1本、紫のハンカチーフを1枚買った。
おまけに髪もかなり短くカットした。
買い物や金を使う事はストレス解消にもってこいの行為である。
お陰で気持ちはすっきりしたが財布の中身もすっきりしてしまった。

本はバラバラのジャンルで気の向くまま買った。
いつもの読書傾向で固定化すると本自体に倦怠感を覚える。
少しでも気になる内容であったり、関心が自分のアンテナに反応するなら本は買いである。
今日や直に読まなくても真夜中のどしゃ降りの時間や退屈で無気力な時間に手にして読む事が出来る。
自分のライブラリーのキャパシティーは既にオヴァーしているが、本は止められない。
これはストレス解消というよりストレス防止効果がある。
自分の世界感の構築のピースとして多少なりとも功を奏するからだ。

スーツを買うのも楽しい。

これも変身願望の一種かもしれない。

唯、単に夏物のスーツが無いと言うだけでなく。

まぁーいずれにしても買い物は楽しいィ。

AKON FREEDOM

AKON   「FREEDOM」
エイコン フリーダム
 
癖のある繊細な声質に切れのあるセクシーなR&Bのメロディーライン。
1曲目のライト・ナウは何度も聴いた曲である。
悲しいのか?切ないのか?それとも喜びなのか?感情の交錯が押し寄せる曲に感じる。
2曲目のビューティフルに続く感じも素敵である。
アルバム全体としては聴いていて疲れない自然な音感で大人のアルバムと言った感じだ。
ジャケットの凛々しい姿もかっこいい。
お気に入りの一枚である。

7.20.2009

The Last Word.


Peter.F.Drucker 
The Last Word

場末のバーの片隅で

久しぶりに昔よく来たバーに来た。
店に入ると大勢の客の喧騒で活気があった。
きっと他の客も雨宿りがてらに酒を呑んでるのかもしれない。
外はどしゃ降りで稲妻の閃光が時折、夜空を濁った白に染める。
友達との何気ない会話を楽しみ、ゆっくりと過ごした。
最近はまってる事、互いの近況について、今感じる事、仕事の事、景気の事、など・・・
気付けば、時は過ぎて席を立つ人が増え最初より随分と減った。
バーの片隅でタバコの吸殻の数が増え、ビールグラスはそこをついた。
その友達は中学からの付き合いで心和む。
雨は降り続き、そしていつしか小ぶりになった。地下鉄の最終電車の時間が近づいて来た。
あまりゆっくりもしていられない。
場末のバーの片隅で、何気なく過ごしたひと時の模様にて。

7.18.2009

読書雑記。

「いい睡眠はいい人生をつくる」 医学博士 斎藤英治氏
分割睡眠による効果的な睡眠法を紹介する本である。睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、レム睡眠とはRapid eye movement,つまり瞬きしている時の睡眠時であり浅い睡眠。
ノンレム睡眠とは、瞬きせず深い睡眠の中にいる時である。
その周期は90分単位で訪れる。
深い睡眠を効率的にとる事により質の良い睡眠が質の良い覚醒を生む。
それ自体は体験から実感できる範囲である。
ナポレオン睡眠のように短時間で分割睡眠をとりながら生きる事は一般サラリーマンでは困難である。
時間のない現代人の生活の中で、著者の言うとおりTIME IS MONEYより TIME IS MORE THAN MONEY、である。
いかに時間を効率的に使い、より良く生きるか。
その為にも、睡眠のとり方や効用は良く知るべきだと思う。
但し、それぞれの人に合う睡眠のとり方を自分なりに構築する事がベストだと思う。

7.17.2009

METALLICA!


彼らを見ていると元気になる。底知れぬエネルギーを感じる。メタリカは演奏技術、楽曲の完成度、ライブパフォーマンス、時代に屈しないスタンス、圧倒的なギターリフの組み合わせと編曲力、最強のメタルバンドであり、核ミサイル級の破壊力が魅力である。

夕闇の調べ


夕闇の包む何気ない時間。特筆すべき場所でも時間でも空間でもない。誰もがいつもと同じ夕方の時間として過ごす時間でしかない。
過ごすという感覚すらなく過ぎてゆく時間かもしれない。一日の終わりである。

真夜中の月光を睨む。

漆黒の夜空に孤独に浮かぶ月がある。
人通りはなく、俺以外は誰もいない。
時たま車が通り過ぎるのみ。人々が静かに寝静まった夜に家路を急ぐ。
時折、月はちぎれ雲に隠れ月光を弱くする。
月を睨みつける。
俺の存在を無視するかのようにそこに佇む。
俺は諦めて、無口になる。

読書雑記。

「残り97%の脳の使い方」 脳機能学者 苫米地英人氏。
人間は物事を眼で見ているのではない。スコトーマ(心理的盲点)生ずる。見えていない部分。人は重要な部分しか見ていない。一つの情報に集中し、他のものが見えていない。そして、自分が大切に思う事を見る、または自分が心地よい状態を維持継続使用とする。コンフォートゾーンのホームをどこに置くかが重要である。コンフォートゾーンを上げるにはエフィカシー(自分の能力に対する評価)を上げる。そうするとスコトーマが外れる。そしてスコトーマが外れると本当のゴールが見える。本当のゴールとは自分の現状の思考回路から逸脱した世界感への突入である。それが環境を変えるのでなく自分を変えることである。とても魅力的な考え方であり是非実践したものである。

7.15.2009

読書雑記。

「お金を稼ぐ読書術」 米国公認会計士 午堂登紀雄氏

読書ほど安全確実な自己投資法はないと本の帯に書いてあったのでタイトルが泥臭いがどんな本かなと思い購入した。
自分の読書法と近くまた、有益な考えがあった所を列挙する。
・本に答えは書かれていない。
・鞄の中に本を複数忍ばせておく。
・自宅を書店化する。
・書くことでアウトプットの精度を高める。
などである。
「仕事運が強くなる50の小さな習慣術」 中谷彰宏氏の本で毎日、読む、書く、会うを実践しようとか勉強法を勉強しよう、本を読む力より、本を持ち歩く力をつけようなどが今日読んだ本で互いにリンケージしていて面白かった。
「なぜ、仕事ができる人は、「効率」を無視するのか?」 夏川賀央氏
効率のみを追いかけるのでなく一見、無駄の中に色んな発想や苦労の中から出るアイデアを大切にすると言う本である。
・ムダを生かす想定外のアイデアを生む。回り道がアイデアの宝庫になると言った、いかにも人間らしい内容で面白い。効率のみの追求、現実思考、証拠主義に凝り固まる中で時にはこんな考えを積極的に取り入れる事の効用も在りそうだ。
「これからの知識社会で何が起こるか」 田坂広志氏
知識社会、ナレッジソサエティの到来が叫ばれて久しい。しかし、知識は今現代の時間のスピードでは直に陳腐化、旧態化する。
活かせる知識、知恵、や知の創出、言語化できない事象の知識、知恵化が出来て言霊化して伝達できる事が知識人として重要になる。
新しいビジネスモデルの構築、単発なプランから複眼的なプランへの移行。
「ドラッガーの遺言」 P.Fドラッガー 訳 窪田恭子氏 の本の中でドラッガーが従来の世界とは全く異なった世界がいまの私たちの眼前に登場しつつある。
今後30年間続くこの転換期は非常に困難で苦しい時期となるだろうと述べている。
知識社会の到来はドラッガーの述べる所であるが、その中でグローバリゼーションに唯一完全な形で成功したものは情報であり、IT革命が世界に及ぼす今後の影響力は中国の民主化などに影響を与え大きな波となり世界を変革してゆく。
社会生態学者、経営学者、そして、哲学者とも言えるドラッガーは、新しい時代として、"a new era"―すなわち「新しい時代」に私たちは生きています。それは経済的に言えば「金融を基盤とした世界経済」から「情報を基盤とした世界経済」への移行と言う定義をしている。
そして、今の発想では予測できない常識や知識のパラダイムへの移行を予感させるものであり、大きな時代の転換期に僕達はいると言うことである。
相変わらず考え抜かれた文章に感服します。
「仮説力」 竹内薫氏 ・できる人ほど脳内シュミレ―ションしている・
仮説力とは次の一手を読む事。デ―タを収集し過去の実績や流れの中から予測する力と違い仮説を立てることは発想の転換力が必要になる。高度な力であり幼稚な仮説でも幾つ物仮説を立てて検証してゆく事で有益な仮説力が育成される。
そこには筋道の通ったロジックが必要であり科学的思考力が必要である。
理系の人が書いた本であるが文系の人間が必要とする考え方が分かりやすく書かれている。

7.12.2009

AMERICA

20代の頃、俺はアメリカに魅了されていた。
それは、ハリウッド映画、ハードロック、政治のダイナミズム、アメカジ、など至る所にアメリカを感じる生活に溢れていた。
自分で何故、そこまでアメリカに魅了させるのかを自問してみた。
自分なりの答えはこうだ。

常にポジティブである姿勢、アグレッシブであると言う事。

アメリカはイギリスから移民としてまた世界中から希望を持ち人が集まる国史がある。

その歴史の中で、多くの血、涙、汗を流しても前向きに生きる事を前提に自由、平等、博愛を基本として時間が流れてきた。
アメリカのドデカイ国土はそのダイナミズムを受け止めるに値する偉大な大陸である。
アメリカは事実上、世界一の超大国である。
また、そこから輩出させる人々は偉大な人物が多い。
有触れたアメリカ論で退屈だがほんとにスケールのでかい国である。
20代の頃、4度アメリカに行き、短い旅行であったが多くのことを僅かな時間で感じ学んだ。
アメリカにまた、行きたいと強く願う。
そして幾つかの見知らぬ街で時間を気にせず過ごしてみたい。

必ず俺に充実した時間と充足した精神と幾つかの気付きを与えてくれると確信する。

7.11.2009

New york,alone.nightmare

その昔、20代の終わり頃、一人でニューヨークを旅行した。
もうあまり細部を憶えていないが、その時の自分の感情は今でも強く憶えている。
全く日本語が通じない大都市の中で、一人行く当ても無くふらついた。
金も余りないし、そんなに時間も無い。
それでもその頃、自分探しみたいなセンチメンタルさと名も無き失望感の混在の中で街をふらついていた。
そして地下鉄に乗った。

色んな人種の人が寡黙に地下鉄の暗闇と轟音の中でレールのリズムに揺れながら静かに時を過ごしている。

つり革を持つ太った黒人の親子らしき母と娘。
スーツと丁寧に着こなした白人男性。
南米風の男は耳にイヤホンを当ててなにやら音楽を聴いている様だ。

そして俺は次の駅もどこへ向うかも分からないまま同じ車両で不安を抱えながら辺りを見廻す。
その時感じた。
まるでこの列車は俺の人生じゃないか。
行き先も方向感覚も無くし唯唯、日常に流されている。
強く感じで嫌になり途中下車した。
勿論、知らない駅で、当ても無く。
しかし、地上に出ることも無く、引き返したい衝動に駆られ、列車に乗車した。
また、暗闇と轟音は俺の感情を心底闇に叩き落した。

その後、どうやってYMCAに帰ったか憶えていない。

今でも、時々その時のことを思い出す。
白昼夢なのか、悪夢なのか?

三流映画のワンシーンなのか?
今でも時々あの地下鉄から下車できない自己投影の象徴なのか?
ニューヨークの地下鉄にまたいつの日にか乗ってみたい。
そして今の俺ならどう感じるのか自分を試して見たいと思う。

7.08.2009

jeo!

you,re so crazy boxer.I felt at brave heart.

7.04.2009

my favorite site

http://www.nobiochiai.com/top.html

http://ryumurakami.jmm.co.jp/
http://www.shueisha.co.jp/ochiai/ochiai_world/
http://www.vh1.com/artists/az/metallica/artist.jhtml?extcmp=SEO_SSP_Y

METALLICA

7.02.2009

METALLICA

7.01.2009

1Q84 final

今日、村上春樹氏の1Q84を読み終えた。
正直な読後感は納得がいかない。それぐらい自己没入した作品である。納得がいかない点は、青豆が高速道路で自殺するところがだ。
天吾とは心の中で通じ合えていたが、現実の1984、別の世界の1Q84では正面での再開はかなわなかった。
それでいいのかもしれない。
が、しかし、最後が悲しすぎる。
相当のページ数での互いの心理描写を詳細に描いて頂いた分、二人が幸せになるところまでを見届けたかった。
既に、小説の中の架空の人物が生命を持ち、実在するかのようであり、それは自分にとって、古くから知る大切な親友を簡単に失う様である。
突然の喪失は、中野あゆみ、安田恭子、など周囲を彩る人物もそうだ。
文章に筆力を感じる分、感情移入してしまう作品である。 
精神世界の中で、二人は繋がりあり、そして、支えあっている。
そして、現実世界では結ばれることは無い。
悲しくも切ない恋愛小説である。
次は、先日購入した、ザプライムを読み始めています。