7.31.2009

小さな清流にて


見落としそうな小さな川の静かなせせらぎに癒される。
名も無く、休む事も無く、無言のうちに流れてゆく。
そこにはまるで感情は無くとも悟りがあるかのようで無表情に我を諭す。
俺は川面を見つめ幾つもの感情が蠢き暴れ出す。
傍観者であるはずの川が主観を持ち無言であるが故に雄弁に幾つのも深遠な真理を表現する。
数分は経過しただろうか。
無表情に流れゆく川は何も無かった様にまた静かに流れはじめた。