7.20.2009

場末のバーの片隅で

久しぶりに昔よく来たバーに来た。
店に入ると大勢の客の喧騒で活気があった。
きっと他の客も雨宿りがてらに酒を呑んでるのかもしれない。
外はどしゃ降りで稲妻の閃光が時折、夜空を濁った白に染める。
友達との何気ない会話を楽しみ、ゆっくりと過ごした。
最近はまってる事、互いの近況について、今感じる事、仕事の事、景気の事、など・・・
気付けば、時は過ぎて席を立つ人が増え最初より随分と減った。
バーの片隅でタバコの吸殻の数が増え、ビールグラスはそこをついた。
その友達は中学からの付き合いで心和む。
雨は降り続き、そしていつしか小ぶりになった。地下鉄の最終電車の時間が近づいて来た。
あまりゆっくりもしていられない。
場末のバーの片隅で、何気なく過ごしたひと時の模様にて。