12.17.2008

世界同時不況とその次の光。

世界的に景気の後退が同時に加速化してゆく中で、日本の景気後退は少し世界の他の国(先進国)と趣が違う。

金融危機が実態経済を揺るがし世界のグローバリズム化によって今回のBIG3の壊滅的低迷であっつたりする。

政府が市場原理に任せ、金融で金を作ることが最先端でついていけないものこそ低脳であるという論調が金融の幼稚なバブルを肥大化させた。

現時点では、確実に金融で踊った無能経営者、無能投資家、に終身刑を科し処罰対象として規律を立て公開カジノの罪を明確にして、次展開のヴィジョンを構築する必要があると思う。

今、景気が悪いのでという考えからの税金の投入、救済、追加景気対策をスピードで処理しても、矛盾を累積したままでは消費者心理は冷え込んだままであり好転しない。

特に、日本においては個人金融資産が1500兆ある中、金を使わないのは、日本政府と将来への不信、不安、がディフェンシブな方向を助長する。

世界も、日本も金はある。貨幣経済が絶対価値でないが、消費者マインドを刺激すれば経済の循環は好転する。

その消費者マインドが刺激でなく、将来のヴィジョンになぞられるものであるのが、唯一最高の経済対策である。

でないと、金を使うほうがアホであり、金、プラチナ、土地に資産を塩付けする方向へ向かう。

先進国においては、日本以外は高齢化でありながらも、人口は少子化せず、人口の拡大がアメリカで3億、EUで5億近くになりファンダメンタルもしっかりしている。

経済は人間の生活において、重要である。今後も、変わらない。

しかし、経済のみの人類の成長軸では今後は諸問題の解決することはできない。

進化した価値観の構築。理想の共通化、エゴからエヴァへのパラダイムシフト、幸福の追求の哲学、
細分化したジャンルを取りまとめる融合したイデオロギーなどが必要である。

今の資本主義、民主主義、の綻びを修正し微調整の中でハンドリングしてゆくことは、現実では手段がそれしかないが、閉塞感や停滞感はぬぐえないと思う。

危険なのが、こうなると、信仰や宗教で思考停止にジャンプすることだ。

生きている間に人類の進化がどこまで到達するのを見れるか解らないが、根本的道徳価値観やシンプルな判断基準により幸福の礎として人類の飛躍があることに少しばかりの直感が働く。

凡そ、アメリカのシンクタンクや政策として学者や知識人が発表するのか、中国やイギリスまたは、日本の経営者などから新アイデアが出るのか解らないが、必ずでる、必ず解決すると感じる。

世界同時不況における消費者、生産者の不安心理。

解決の糸口は知識人任せでなく、世界中の人間のディスカッションにあると思う。