久しぶりに友人と会った。
友とはいいもんだ。
昔みたいに馬鹿なことをいいながらいつまでも話せる。
昔より互いに年をとり、分別もついて真人間になったからこそ馬鹿な会話が最高に面白い。
いつまでもツッパテられない。
けれど、決して弱みは見せたくない。
俺は俺らしくありたい。
俺は俺でいたい。
自分であり続けることに嫌悪感や疲労感を憶える時もある。
しかし、一度しかない人生。
自分の生まれた意味や使命を追求し全うして生きる。
べースメントに自分の存在の大肯定がある。
そして、全否定を毎日する。
葛藤や挫折感やエゴや苛立ちを憶えている。
友との会話はそれを多少なりとも緩和してくれる。
昔の自分の断片を教えてくれる。
友人との会話がいかに大切かを知るこの頃である。