12.17.2008

because of you

ne,yoのbecause of you を久しぶりに聴いている。

黒人の音楽は嫌いというわけでないが過去あまり聴かないこと多い。

しかし、ne,yoは格別だ。

スティービー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、ウィル・スミス、ぐらいしかCDを持っていないが、

そのローテーションでもよく聴く方かもしれない。

情緒感あふれる声に綺麗なメロディが一つの渦になって人の心に降り注ぐ様な感がある。

苛立つ毎日に別次元へ昇華させてくれとでも言おうか。

音楽というジャンルは駄作から傑作まで幅広いジャンルである。

人間の気持ちを高揚させたり、現実を投影させたり、幽体離脱を促したり、沈思黙考させたり、
する。

音楽は生命力の表現方法を音符の並びで表わす光の旋律なんだろう。

きっと人類は古代から、ダンスや音楽、絵画、文字を獲得し表現することに飢餓状態であり、生きることに悲しみや、喜び、怒り、恐れ、憐憫、などの人間らしい感情を表現せずにいられなかったのだろう。

そして、今、現代でも。

宗教がその昔、情報がなく生きる支えの手段や技術であるとするなら、芸術やその他全ての表現手段は人間にとって空気や水や塩や食料に近く、心を満たすために宗教では零れ落ちる心の空漠を埋める必要不可欠なものである。

きっと1000年まえの人間に今の音楽をラウド、メロウ、問わず聞かせたら、最後には面白がり喜ぶかも知れない。

人間の文明的生活は変化したが、感情は変わらないと思う。

一緒にne,yoを聴いても感動するような気がします。