人が欲する、理想の世界とはなんだろうか?
少なくとも福祉の行き届いた社会ではない。
そこでは、人は働く意欲、生きる意欲、自分を持つ努力を忘れるからだ。
人は怠惰な生き物である。
多少の苦労、艱難辛苦が人を磨く。
現実の冷たさを理解する方が、頭脳が冴え、判断が切れる。
現実的に福祉の普遍化を世界中にするのは無理だが、必要ないと思う。
福祉は弱者だけでよい。
むしろ、普通の人々には希望が必要である。
人類共通の希望なんてあるのか?
一般的なイメ-ジの皆が楽しんでいるイメ-ジなのか?
それも良いと思うが、具体的でない。
縦軸と横軸が必要であると思う。
縦軸は上に這い上がりたいと思う上昇志向の人間。
横軸は極端な格差を是正し、インフラや公共物を豊かにし、物質でなく、文化、教養などの知的好奇心を追求する人間を増やす。
レベルアップを目指す。
知識社会の到来などは、読書教育と共に議論すべきである。
また、富の再分配をすべきであり、その一方で、怠慢な人間を強制労働施設に送り込むことも、本当に公平にするには必要である。
よく働く、稼ぐ人が懲罰的な税金の徴収ではかわいそうだからだ。
国も税金をとることだけで公共サービスとしては最低なので、評価基準を設けるべきである。
金の使い方、行政サービスの充実度、透明性、二重行政の排除など。
矛盾を少なくし、理想の構築をするには、人間の愚かさや汚さを理解し現実に基ずいてデザインしなければならない。
究極は楽しくて仕方が無い、将来が楽しい、良くなるという気持ちが大切である。