5.06.2009

自由放任主義と人類のレベル

人類のレベルにおいて、自由放任主義は無理である。
資本主義の運営を市場に任せたり、自由放任主義にしていると、今回の金融危機みたいになる。
1907年の恐慌、1929年の恐慌にもその後、株価の大暴落もそれぞれのバブルの崩壊が原因である。
バブルの原因は人間の心理状態に理由がある。
心理としては、投機的な株や土地の売買の繰り返しで価格の上昇が永続的に思われ、儲けなければ損という人間の欲望を刺激する状態にある。
人間は感情の生き物である。
常に冷静であるなんてありえない。
人間の愚かさをよく考えて、経済システムを構築すべきである。
警察がいなければ、犯罪は溢れる。
人民の道徳心で、規律が守られる訳でない。
管理、監視、モニター、記録、制裁、監督が必要である。
特に、国際的な経済ルールを構築する上においては、文化、宗教、国柄、などが相違する中での普遍化であるので、より困難である。
しかし、グローバリズムが進む今日において、議論を重ねた上でより良いルールの構築が急がれる。
一部の欲望にまみれた頓馬な連中の金儲けの為に、人類全体が、被害を被るのはご免だ。
むしろ、暴走をさせない、許さない、強制力ある監視を国際機関として設立する。
IMF、ILO,WHOみたいな金融版国際監督機関として。
経済の問題は、どこの国も関係してくる問題だけに慎重な議論が必要だ。