10.28.2009

trip into the world of inerself

二ーチェの思想に永劫回帰という考えがある。
自分が臨終の時に、見知らぬ者が現れて問い掛ける。
自分の人生に悔いは無いか?
何度も人生を同じ様に今回の人生を歩む事に納得できるか?
もし人生に悔いが無いのであれば何度でも今回の人生を歩めるはずだと・・・

この問いかけは重要な命題でありわが人生に悔いなしと言い切れる人生を心底、歩みたいものだ。
束縛のある物に対して反抗を憶える。
また真の自由が到来した瞬間はエーリッヒ・フロムではないが自由からの逃走を企てたくなるのが人間の心理である。
要は無いものねだりの人生である。
人生で何が欲しいのか何を求めるのかを自分で問い掛ける。その前提として自分のことを深く知ることが大切だ。
自分を知らずして、始まらない。
この、自己研究に時間を使い、そして自分のしたいことを追求することが人生なのか?
人生自体に意味が無く、その人生に意味を問われ続けるのであれば、意味付けをしてゆく立場である人間は一体どこから来て、どこへ向う存在なのだろう?

人生は筋書きの無いドラマである。
神様は人間ドラマがさぞかしお好きなのだろうか?
神の存在すらまだ確認できないが・・・

ならば、自分が大好きなハードボイルドで行きたいと思うが・・・
喜怒哀楽のなかでドラマが進行すると考えて、自分で脚本、照明、美術、、監督、主演男優をしてゆくしかない!
物語の重要性を最近、特に感じる。
そういえば、どこの国も成り立ちとしては神話や口承伝記があったりするものだ。
小説や映画が廃れることなく、時代の波の中で何度も話題になるのはそもそも人間はドラマを好きになり理解し易い思考回路がある。
では、本当に良いストーリーやドラマって一体どんなものだろうか?
主人公の感情や悩み、葛藤が内在している中で前進してゆく物語であり、最後はハッピーエンドでエンドロールが流れるものが個人的には良い。
平坦で感情の起伏が無いものや場面展開が退屈なものもご免だ。
全体的に暗いのもくだらない要素に入る。
音楽のファッションの全体を彩る要素として大切だ。
主人公のセリフも格好良くないといけない。
映画は2時間、小説は300ページぐらいで終わるが人生はたいていしぶとく生きている限りそうはいかない。
自分のブランドや配役を決め己を演じ切る為にも、修練が必要だ。
そして、一本の映画や物語としてどんな人物でいたいかが大切である。
単調な喜悲劇はご免だ。
良い物語は生活が楽しいって事にも繋がるだろう。
毎日の退屈さを切り裂き、倦怠や退廃に陥りがちな、あるいは自暴自棄になりがちな自分を応援する為にもエッジを効かした物語を作成したい。