7.29.2010

希望論

日本社会は少子高齢化や長期デフレ、産業構造の転換期における混乱期、バブル以降の国政の無為無策の経済の失速など多種多様な敗因が複合的に作用し物質的繁栄の中で地盤沈下している。
自分の頭で考えて抜いてきたことがない、西洋諸国の技術を見よう見まねでフリーライドとコピーしてきたつけが日本のこの現状の沈滞ムードにある。
高度経済成長の忙殺的労働と実質的物質繁栄がメジャラブルな全肯定になり哲学なき日本の装飾化を実現してきた。
この先はこの手法は無理である。
独自の考え、哲学、学問、研究、特性を日本人が編み出し実現していかなければならない。
その為にも知的な成長は欠かせない。
情報や知識の蓄積を重ね、その材料を軸として技術やイノベ-ション、改善を重ね、日本人の精神特性に馴染ませながらも向上進化しないと新しい場面や価値観、産業の育成や進化した社会の実現は望めない。
日本はこんなレベルで疲労困憊している場合ではない。
現状は脆弱な事故事件、敗因原因は大量に投棄されている。
古いくても良いものは良い、そして悪いものは断絶して前進するという気構えが必要である。
勇気ある日本社会の実現が希望に繋がる。
ベーシックインカムなどが物貰いの乞食の虚飾に満ちた欺瞞の政策案である。
日本に引くべきインフラは教育であり知的レベルの向上を促進する為の政策である。
短直な福祉ではない。
モラルの低下は最終的に文明も国家も崩壊に導く。
金融に名を借りた乞食を殺し、情報空間を支配する有益で公益なイノベ-ションを世界中で実現し世界に飢餓、貧困、戦争を無くす財団の活動や国家の戦略が急務である。
希望は明日が明るいという単純な人間の気持ち集積が強大なパワーとなり、よりよい世界構築になる。
現実を直視し、虚飾に満ちたメディアや政治家の妄言を看破し、自分の脳細胞を酷使して考え抜いて答えを出すことにしか今日における真実の希望は見いだせない。