12.30.2008

中国内部崩壊への足音

中国国内での抗議活動、民主化デモ、暴動が頻発している。
中国はここ数年年率10%以上の経済成長を誇っていた。
しかし、リーマンショック以降、急降下。
アメリカへの輸出依存型経済拡大がアメリカの景気後退を期にジリ貧になっている。
中国内陸部と沿岸部の経済格差は中国共産党の秘密主義、情報統制、共産党プロパガンダも中国国内のマクロ経済が伸びてこそ運営可能である。
国内に広がる不満や矛盾は中国人の統一見解や愛国心を壊し、発言、主張の強い中国人は矛先を中国共産党に向けている。
13億以上の国民を同時に富めるようにすることは不可能に近い。
故に、富める者から先に豊かになる。
途中段階での世界的金融危機。
中国人の希望が断絶され、企業はリストラで自己利益を守り、国政は内紛、抗議を取り締まり、犯罪は増え、不公平感は拡大、矛盾や怒りが鬱積する。
本年8月8日の北京オリンピック開催、終了までの熱狂はさめた。
中国国内にある諸問題は共産党では解決は困難である。
変化の兆しは中国共産党発でなく、中国人自身や科挙からのマインドの変化で共産党が動かされる形になるだろう。
物資的に豊かになり、最終求めるものは、良識や社会正義である。
経済の急成長と急下降による格差の矛盾が、表面化しても潜在化しても中国は変化せざる得ない2009年になるだろう。