12.20.2008

Mind depression

最近まで、いやアメリカのサブプライムやリーマンショック以前であれば、潤沢に資金、資本、余剰金があり今は本当に金がないのだろうか?

景気の半分は心理といわれる。

皆が不況と口を揃えるので不況風情を吹かしている側面はないだろうか?

日本においてはいざなぎ景気を超える好況も労働者や国民の景気の実感には程遠い。

もし、景気回復が起こっても一部の民間企業の業績向上だけで、全ての産業の回復基調はもはや起こらないのかもしれない。

同業種、同業他社が多い日本において、新産業の立ち上げ、ベンチャー企業の起業がなければ、雇用の吸収は不完全に終わると思う。

IT、バイオ、サ-ビス、などの分野での裾野の拡大と技術立国として物作りと共に、知的創造、価値構築を実行しなければ後進国と同じ仕事内容レベルでは飯は食えないだろう。

知識社会の到来。とP・F・ドラッガーは言う。

知識から価値を創造する。それは、仕事のブランド化、高付加価値化を指す。

熟慮して、予測して、実行し、検証して、仕組化、知識化する。または、ブランド的価値のサ-ビスや商品を創造する。

その中で、後進国企業との差別化、区別化された仕事が出来れば、先進国のどこでも食っていけるだろう。

今現在の日本においては潤沢な資金、資本がありながら、貯蓄、蓄財に回り、金融投資でなく新規事業への投資が回避される文脈において、極めて深刻な心理不況であると思う。

シビアな時代の入り口で、次を考えて行動することが大切であると思う。

新しい展開、未来予測を考えて行動、発言したい。ハズレる、間違うリスクや失敗を想定しながらも・・・