5.20.2009

モラルキャピタリズム

今回の金融危機はモラルハザードが主因である。
意地汚いよくボケの金の亡者のウォールストリ-トの金融マンがモラルを嫌い暴走した。
2000年の商品先物取引現代化法がアメリカで可決されていこう金融商品が犯罪の道具になった。
また、アメリカの住宅バブルが景気の下支えとなりサブプライムローンが拡大化した。
これらも矛盾の経済、借金経済であり、アメリカが世界の消費の先導として景気を拡大した。
金融とITで製造業の発展を放棄し労働収入から印税収入、不労所得への流れを作った。

モラルの崩壊、倫理観の欠如、規制無き世界が世界経済の壊滅を誘導している。
古臭く、弱く、堅苦しく、かっこ悪いがモラルが大切でありそれなくしては無法、無秩序の世界になる。
喜びがあり、最大多数の最大幸福の共通項が実現できる理想の構築なくして進化や向上はない。
前の世代や歴史の恩恵の中で現在の生活が実現できる。
それは、らせん状に緩やかでも確実に発展を遂げてきた。
2000年以降9.11を境に国際政治は混迷を極め一方、世界経済は発展をを遂げた。
今は世界経済は終焉を迎える。
少なくともこのままのCDSの未処理や損失額の未確定が長引けば資本主義は崩壊する。
新しいパラダイムは見えない。
突破口はモラルの復活であり利他である。
貨幣経済はなくならないと思うが、価値の基準がドルや金や不動産から変化する。

此処から先は予測や理想の混在である。
精神的な基準や幸福度数、知識、知恵、知性、情報などの比重が高くなり、真なる先進国の定義は確実にシフトする方向になる。
無限環境エネルギーの開発が進み、二酸化炭素の削減や環境保護、温暖化の抑制、自然保護に意識が加速化する。
商品の生産は必要最小限になり、法律は道徳的価値観を重視して判断される。
リアリズムで考えてオカルトなアセッションはないと思うが、現実に精神レベルでの次元上昇は必要不可欠である。
基準はモラルキャピタリズム。
資本家から金融家へそして、万人の利益向上に導かれる利他の精神へ
人類の生活の向上、精神の向上。
皮膚感覚での幸福感。
実感の伴う幸せ。
共産主義の理想の良い部分を取り入れながら、向上をする資本主義、知本主義。
ラビバトラが言うプラウト社会の実現。
人類の苦悩はまだまだ 続くと思うが、少しでも共通の理想に近ずくように英知を絞りながら前進して欲しいものである。