9.20.2009

My Art.

主観的な芸術論。
芸術は人間の人間たる行為であり、動植物が生命の喜びや悲しみを表現する事とは種を異にする。
真の芸術は技巧や経験に裏打ちされた物を超越する真の力を持つ。
魂の芯から揺さぶる力を持つ躍動であり神力に近いものであり人間的なものである。
真の芸術は生の全肯定であり、力尽きる事の無いマグマである。
意識の完全な覚醒であり、集合的無意識の結合行為である。
形や制約を超え、自由を表現する為の重力からの離脱行為である。
生きる意味の追求における表現行為であり、唯一の精度の高い心理描写かもしれない。
暴れ彷徨う魂を使命に沿わせる為の手法であり、魂の追求は感情を爆発させるニトログリセリンの点火作業の様である。
華が太陽光を求めて、そして華麗な華を咲かせる様に、人間は魂から発散される芸術への志向を止めることは出来ない。

息を止めることに近い苦痛である。
爪や髭が伸びるとの同じぐらい自然な行為としての芸術が日常には必用である。
精神錯乱から精神高揚へ。
感情没入から感情発散へ。
生きる為の芸術論として。