6.23.2010

Rainy. Rainy.

家路を急ぐ快速電車の車窓に滲む雨雫が横殴りにつたう。
最寄の駅に辿り着けば、激しい雨が路面を叩きつける。
こんな激しい雨はいつまでも続かない。
同じように雨足が弱まるのを待ちぼうける人達。
土砂降りに飛び込む人。傘を持たない人。
時間を潰すために、くたくたな新聞を読み、何本かタバコを吹かしたりして見た。
予想通りにやがて雨は小ぶりになり、駅から何人かの背中が消えた。
路面を叩く音が弱くなり、タクシーのヘッドライトが浮かんでは消えた。
止むことは無さそうなので、諦めて深夜の雨の街に飛び込んだ。